建築実績

ロンドン郊外に建つブリティッシュスタイル M邸

人気の平屋建てスライスレンガ貼り

道路から見える正面(南面)は本物のイングランドレンガをスライスして貼り上げました。他の3面は弾性の塗壁仕上げ。屋根にはS瓦を葺き上げ、ランニングコストの低減化と英国のカントリー平屋スタイルを踏襲。緩い勾配の寄棟屋根がおおらかさを表し、端正な伝統美が協調されとても美しいです。

M邸(遠賀町)
家族構成:ご夫婦+子供男女各1人
延床面積:96.47m²(約29坪)3LDK+勾配天井吹抜け

Concept

正面ファサードにはイングランドスライスレンガ貼り、緩勾配寄棟屋根には洋瓦葺きのイングランドスタイルの完全な平屋。
平屋の中央部分に20帖のLDKを配置。各室との連携廊下にもなり、必ず家族の顔を合わせるようにした。北側のキッチンは暗くなりがちだが天窓で明るく風通しもよく清潔に。7帖の折上げ勾配天井吹抜けがのびやかな空間をつくり気持ち良い。壁にはご主人お気に入りのステンドグラスを埋め込んでみた。
自我も芽生えた子供室はセパレートタイプだが間仕切りを撤去し将来一部屋にすることも可能。7帖の主寝室には4帖のWICL。小屋裏にも収納庫を設け尚且つ玄関横walk in throughtのシューズクロークを設えた。収納ボリュームは十二分に確保。

室内から陽光の入る南面を見た画像。折り上げの勾配天井がリビングをのびやかに見せ、空間の余裕を感じさせます。

床材はもちろん無垢材。こちらでは厚さ30mmのパイン材をご採用。冬暖かく、夏はひんやりと肌に気持ち良い素材です。無垢材ですから吸放湿性能もあり、室内の温湿環境のコントロールも。

壁は珪藻土の塗壁仕上げ。これも匂いや湿度のコントロールに役立ちます。そうはいっても日本の夏の蒸し暑さにはエアコンで除湿。イギリスは北海道よりも北に位置しますが夏は大西洋メキシコ湾流と偏西風で暑いそうです。しかしカラッとして快適だとか。他の季節は雨が多いそうです。

20帖のLDKは上部に折り上げ勾配天井。
小屋裏の一部は収納階段による小屋裏収納庫となっており、各プライベート室の収納と相まり十分すぎるスペース。これも平屋ならではの空間構成です。

右奥に見える部屋は7帖の主寝室。奥には4畳分のWalk in closet。左のガラスドアは玄関ホールへのドア。玄関にはwalk throughのshoes closet。

壁にはご主人お気に入りの作家さんのステンドガラスを埋め込み。こういったお客様一人一人の拘りを大切にして世界に一つだけの住まいとなります。規格型PLANや建売ではこのような自由はありません。

システムキッチンはパインの木目が美しいwood one製。コンロ前の壁はお掃除楽ちんキッチンパネル、キッチン背面には大工さん造作の収納棚が。画像には写っていませんが右手には窓があり、通風もOK。

画像上部の明るい部分、何だと思います?
天窓です。
キッチンを北面に配置した場合どうしても暗さが残念ですが平屋なので簡単に天窓を付けれます。マストですね。
奥の棚板のスペースは1帖分のスペースにコの字型に棚板を設置したパントリーです。

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